ひとり山歩き463 : 赤城山の黒檜山から駒ヶ岳を縦走してきました。一部の吹き溜まりを除いてはトレースがあり、歩くにはたいした苦労はありませんでした。晴れてはいましたが、風が強く耐寒温度は非常に低かったです。
赤城山(黒檜山〜駒ヶ岳)
2012年1月12日(木) 晴れ
1 行程   写真
ルートマップ(GPS)  ウォッちず : 黒檜山  駒ヶ岳
自宅(5:10) = おのこ駐車場(7:45/8:00) − 黒檜山登山口(8:20/8:30)  − 猫岩(8:55) − 黒檜山(10:25/10:45) − 大ダルミ(11:25) − 駒ヶ岳(11:50/11:55) − ベンチ(下山開始)(12:20) − 駒ヶ岳登山口(13:00) − おのこ駐車場(13:00/13:20) = 自宅(16:00)

2 自宅 − 赤城山
 年末に痛めたハムストリングもほぼ治癒したので、雪山のショートコースを歩いてみることにした。奥日光は何度も行っているし、那須岳は風が読めない。赤城道路は凍結しているので注意が必要という記録がヤマレコに多く見かけた。自分の車のスタッドレスは溝は残っているがメーカー推奨の交換周期はとっくに過ぎている。赤城道路を自分の古びたスタッドレスでも大丈夫か実際に走ってみることにした。問題なければ黒檜山から駒ヶ岳を周回、もしだめなら姫百合駐車場から荒山と鍋割山に登ってみることにする。
 道路状況が不明なので、凍結個所を明るくなってから通過できるよう見計らって家を出る。国道363号から県道4号(赤城道路)に入ると徐々に路面が白くなってゆくが、姫百合駐車場(標高800位)を過ぎると路肩にわずかだが除雪塊が認められるようになる。白樺牧場(標高1400位)を超すと路面は一面真っ白で路肩には除雪塊も見かける。路面は圧雪してあるので3、40km/hで走行している限りどうということはない。凍結しているというからアイスバーン状態になっているのかと心配したが、圧雪状態のことらしく取り越し苦労だった。下り勾配となっても特にに問題なし。黒檜山から駒ヶ岳と周回するつもりなので車はおのこ駐車場に駐めた。駐車場は風で雪は吹き飛んでしまい舗装面がむき出しとなっていた(車載温度計はマイナス9度)。車から降りると強風が吹き荒れている。今日は先日購入した目出し帽の効果が確かめられると内心ホクホク。軽自動車が1台あとからやってきて、様子を見ていたが諦めたのか行ってしまった。(追記:赤城道路は帰路につくころには往路では真っ白だった部分もかなり路面が現れていた。復路も特に問題なし。)
3 駐車場 − 黒檜山  風が強かったが、遠望は利かず
 登山口に向かうと風は強く、さっそく目出し帽の効果が確認できた。路面にはアイスバーンはないので安心して歩けた。駐車場から約1km先の黒檜山登山口に到着すると、先刻の軽自動車が駐車してあり、夫婦が出発するところだった。途中でアイゼンを装着するのが煩わしいので、ここで装着した。
 トレースは浅い溝状になっているからわかりやすい。アイゼンなしのトレースの方が多いようであった。尾根の左(北)側を巻くように登り、標高1450で尾根上に出ると赤城神社と地蔵岳が展望できる。一面真っ白で赤城神社の朱色も極わずかしか見えない。尾根上の岩は雪に消されているので歩きやすい。すぐに猫岩の道標を見る。ここからも大沼と地蔵岳を撮影して先に進む。トレースはよく踏まれているので足の沈みはせいぜい踝程度で歩きやすい。北側から吹き付ける風は強くしばしば目出し帽をフルフェースにするのだが、吐く息が荒くサングラスが曇ってくる。そのころになると頬も温まっているので目出し帽をを顎まで下げるの繰り返し。目指し帽なしの以前だったら悲鳴を上げていただろう。標高1480から1520を尾根の左(北)を巻くように登り、再び尾根上に出ると大沼と地蔵岳が目に入った。
 標高1600を過ぎると吹き溜まりがあり、向う脛程度の沈みとなる。風で頬が痛くなるという問題は、目出し帽でかなり解決したが、もう一つの問題である指先の痛みは依然として存在する。特に写真撮影で手袋をはずしてしばらくがいけない。凍傷になってしまうのでは心配になる。冬山に登るにはこの問題解決が焦眉の急。時々吹き溜まりで膝下のラッセルを強いられながらも、主稜線に到達した。右の駒ヶ岳方面は浅い溝は残るも足跡は認められなかった。先ずは左手の山頂に向かう。ツツジの灌木の間を縫ってトレースを追うと黒檜山の山頂で先発の夫婦が出発するところであった。少しばかり言葉を交わして分かれる。
 ガスがかりで遠望は利きそうにないが、北の展望所に向かう。新しい足跡はないが、浅い溝を容易に進むことができた。ところが展望所までの三分の一ほど進むと浅い溝は消えて、雪庇が現れ道筋が分からなくなる。雪庇の上を歩くと膝までの沈みとなる。雪庇の下(東)側が通り道なのかもしれないがトレースは完全に消えていた。頑張って展望所に行っても遠望は利かないのは間違いなし。無駄な頑張りはやめて山頂に戻ってエネルギーを補給する。

4 黒檜山 − 駒ヶ岳 − 下山駒ヶ岳南直下の雪庇  先行者のトレースで楽する 
 駒ヶ岳分岐から先にも新しいトレースがついている。先刻の夫婦が駒ヶ岳へ向かったことがわかる。すぐ先が御黒檜大神で、ここから下り勾配となる。花見ケ原方面にはトレースは見当たらない。この分岐からは標高1640位までは木階段が連続しているのだが、階段は雪で埋まっているから歩きやすい。勾配がきついのでアイゼンなしで下るのは苦労するだろう。標高1670あたり樹木が切れて前方に駒ヶ岳から小沼、地蔵岳そして左手には筑波山も展望できた。大ダルミに向かっている先行の二人も見えた。木階段終点からは吹き溜まりも先行の二人がトレースを残してくれているので非常に助かった。本文を借りてトレースのお礼を記しておく。小さな雪庇が西側に張り出しているが、トレースはその下側(西)についている。大ダルミまでは膝下のラッセル個所も多い。休日にはこれが溝状に連続するのだろうが、木曜日ともなると新雪や風で埋まってしまう。雪山で少しでも楽をしようとすれば連休の二日目か連休明けに歩くに限る。
 大ダルは樹木が疎らな狭い広場状の鞍部だが、展望はないの(樹木越しに大沼が窺える)で素通り。駒ヶ岳への登りで樹木の切れ間から浅間山が瞬間的に姿を見せてくれた。登りの木階段も雪で埋もれているので歩きやすい。登りつめると道標に駒ヶ岳1685mと記してある。山頂は少しばかり東に進んだ地点のようだが、便宜上この地点を駒ヶ岳山頂としているのだろう。ここからは富士山も見えたし、筑波山を含めて関東平野が一望できる。黒檜山から駒ヶ岳そして下山開始地点までは風は黒檜山への登りほど強くはなく目出し帽をフルフェースにすることは少なかった。空模様もガスが切れて青空も多くなり遠望も利きだした。今日は黒檜山展望所に登るタイミングが悪かったようだ。
 これから進む尾根には雪庇が発達しているがトレースは見当たらない。ちょっと心配したが、トレースは雪庇の右側についていた。下ってゆくと左(東)側は展望が広がり、関東平野を眺めながらの歩きとなる。緩やかに下って標高1630にベンチが二基と道標が設置してある。ここから下山開始となる。下山開始地点から始まる鉄階段はステップ部分は雪に埋まっている。鉄階段を下りるよりはその左側の踏跡を下る。標高1500下の鉄階段のステップは完全に雪が消えていた。ここまでに階段で雪が消えていたのは初めて。途中で単独行者とすれ違う。駒ヶ岳登山に無事下山。おのこ駐車場までは100メトルほどの歩き、アイゼンを着けたまま道路の雪の部分を踏みながら戻る。
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