ひとり山歩き459 : 冬山装備の点検をかねて山王帽子山に登ってきました。登山口から山頂まで積雪は4センチ程度でした。強風のために先に進めませんでした。
冬山装備点検をかねて山王帽子山(2077)
2011年12月5日(月) 晴れ(強風)
1 行程   写真
ルートマップ(GPS)  ウォッちず : 山王帽子山
自宅(4:20) = 菅沼白根山登山口(6:35) = 光徳駐車場(7:05/7:15) − 山王峠(8:45) − 太郎山登山口(8:50/8:55) − 山王帽子山(10:25/10:35) − 太郎山登山口(11:30) − 光徳駐車場(12:35/12:50) = 自宅(14:55)

2 自宅 − 光徳
 スタッドレスタイヤの溝は十分残っているが、ゴム硬化による性能低下のメーカー交換目安(3年)の倍は使用している。今の車(約9年10万キロでピンピンしている)をあと4年は乗ることにして、スタッドレスタイヤを交換することにした。一応ロープロに属する扁平率55のタイヤになると値段が極端に高くなり、品数も少ないようで4本セットで諸費用込で10万円程度となる。あと2年で小さな車に乗り換えることも考えられるので、とりあえずタイヤ交換はペンディングとしている。降雪があってもすぐに除雪される奥日光あたりに出かけるのなら全然問題ない。いざとなったら雪道には出かけなければよいのだ。といっても行きたくなることもあるだろう。スタッドレスと冬山装備の点検をかねて、菅沼から白根山に登ってみることにした。
 昨日は晴れてはいたが寒気来襲で奥日光は強風が吹き荒れた。今日も晴れるが、風は強そうである。早朝に奥日光の気象を調べてみると風速は3メートル程度まで下がっいるので、何とかなりそう。だめなら樹林の中を歩く山王帽子山と決めて家を出る。三本松を過ぎると道路際に雪が目につくようになった。進むにつれてだんだん白さが増して、金精道路に入ると路面はほぼ連続して白くなっている。この程度でも除雪車とすれ違う。金精トンネルを越すと路面は完全に真っ白。除雪車が路面を圧雪しているので、通行には全然問題なし。ブレーキテストするも、この程度に路面整備されていれば問題ないようである。菅沼白根山登山口への引き込み線は積雪数センチでFF車でも問題ないと判断するも、08年12月16日にスタックしているので、金精道路に車を停めて様子を探る。風は強く上部は吹雪いているようなので、登山は中止して光徳に向かう。 トンネルの栃木側も群馬側も除雪車が連続稼働しているようで、あっけなく光徳駐車場に到着した。

3 光徳 − 山王峠 − 登山口 − 山王帽子山  積雪は3、4センチ 強風で山頂から先には進めず
 太郎山登山口から山王帽子山へは07年12月17日(ひとり山歩き303)と08年12月24日(ひとり山歩き342)に登っているので参照願う。
 青空は見えているが風が強そうで山王帽子山から先は進めそうもない。今日は冬装備のチェックということでノンビリと山王峠へは遊歩道経由で進むことにした。遊歩道には雪がうっすらと(1、2cm程度)残っている。先週末に歩いたと思われる足跡が残っていた。樹林(ミズナラ、カラマツ、ダケカンバ、オオシラビソ)の中の歩きで風の影響はなかった。駐車場に着いた時の外気温はマイナス3度(車載温度計)だったが、寒いという感じはない。冬山での最弱点である指先の痛みも感じなかった。山王峠付近からは於呂倶羅山が間近に展望できるが、上空の雲が厚く写真写りはパッとしなかった。山王林道の雪は風に飛ばされたり道端にわずかに残っている程度。太郎山登山口周辺はわずかに白くなっていた。
 登山道に入ると針葉樹林で林床は笹となる。積雪は3、4センチ程度で連続し、標高1990あたりはダケカンバ林で上部が開けて日当たりが良いので、一部地肌が現れていた。再び針葉樹林に入るも積雪は同じく3、4センチであった。先週末に歩いた人はいないようで、足跡は残っていなかった。登るにつれて風音は強くなるも樹林で遮られているせいで寒さは感じなかったが、気温は確実に下がっているようで写真撮影のため手袋を脱着するとしばらくの間は指先に痛みを感じた。高度を上げると後方に見える筈の白根山方面は今日は雪雲の中で全く見えなかった。山王帽子山直下から山頂にかけては樹木が薄くなり、強風が吹き荒れていた。この風では太郎山方面へ進むのは無謀と考えて、急ぎ男体山の写真を撮って退却することにした(山頂の南面笹地は日当たりが良いので、雪は皆無であった)。天気予報通り寒気団がやってきたようである。天気予報が晴れでも寒気団が来ているときは、山行は避けた方が無難。
 アイゼンはザックに忍ばせているが、使うほどのことはない。でも一度滑って尻もちをついてしまった。中途半端な積雪はけっこう危険が伴うので注意が必要。登山口付近の山王林道に残っていたわずかな雪も風に飛ばされたり日差しで溶けて消えていた。林道の日当たりの悪い三か所が凍結していたが、ほかの部分は完全に消えていた。
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