ひとり山歩き458(番外編) : 太平山、晃石山、馬不入山と夫婦でハイキングしてきました。太平山もみじまつり(11/16-30)の最中ですが、尾根筋での紅葉はサッパリでした。
大中寺から太平山(346)〜晃石山(419)〜馬不入山(345)
2011年11月24日(木) 晴れ
1 行程  写真
ルートマップ(GPS)  ウォッちず : 大中寺〜太平山〜晃石山 馬不入山
自宅(8:25) = 大中寺駐車場(9:00/9:10) − 太平山神社(9:45/9:50) − 太平山(富士浅間神社)(10:05/10:10) − ぐみの木峠(10:30) − 晃石山(11:00/11:05) − 晃石神社(11:10/11:25) − 桜峠(11:50/11:55) − 馬不入山(12:20/12:45) − 下山(13:25) − 清水寺(14:25) − 大中寺駐車場(14:50/15:00) = 自宅(15:45)

2 自宅 − 大中寺
 スタッドレスタイヤを装着するまでは、高い山はもう少し先にして里山歩きを計画。Webで検索していたら、太平山もみじまつりが11月16日から30日に開催されていることが分かった。数年前に太平山から晃石山を歩いた時に、晃石山山頂の紅葉がきれいだったという記憶がある。紅葉は期待半分で、夫婦でのんびり里山歩きができればと、大中寺から太平山〜晃石山〜馬不入山を歩くことにした。縦走して下山後の舗装道を歩きを短くするためにスタート地点は栃木市太平町の大中寺とする。自宅から20kmで、過去の山行では最短距離となる。

3 大中寺 − 太平山 − 晃石山 − 馬不入山 − 大中寺    紅葉を楽しむ山域ではない ハイキングには格好の場所
 02年11月20日に大中寺から太平山〜晃石山、03年11月12日に大中寺から太平山〜晃石山^馬不入山と夫婦で歩いているので参照願う。大中寺の駐車場には先着の車が3台で太平山もみじまつり期間にも関わらず少ない。すぐに支度をして大中寺の長い石階段を登って境内に入る。不思議が伝わる曹洞宗の寺太平山南麓の山懐につつまれた名刹大中寺は、はじめ真言宗の寺として久寿(きゅうじゅ)年間(1154〜1155)に建てられたが、その後、衰退していたのを快庵妙慶禅師(かいあんみょうけいぜんし)が延徳(えんとく)元年(1489)に曹洞宗の寺として再興したという。戦国時代、越後の上杉謙信は関東管領職を受けて、北関東に進出すると大中寺の6世住職快叟(かいそう)が叔父であったことから、この寺を厚く保護し、永禄4年(1561)、当時、焼失していた伽藍の修復を行っている。永禄11年(1568)、謙信が北条氏康と和議を結んだのもこの寺である。その後、火災にあって焼けているが、天正3年(1575)、七世天嶺呑補(てんれいどんぽ)のときに再建、九世柏堂(はくどう)の天正19年(1591)には、関東曹洞宗の僧録職を命ぜられ寺領100石を与えられた。徳川家の信任厚く曹洞宗の徒弟修業の道場として栄え、大正初期まで参集する雲水でにぎわったという。山門は、皆川城の裏門(搦手門(からめてもん))を元和2年(1616)に移築したものといわれており、古建築物の一つとして貴重なものである。上田秋成の「雨月物語」にある青頭巾はこの寺を舞台として書かれたものであり、また、この寺に伝わる七不思議の伝説も有名である。  (栃木市観光協会のHP)
 大中寺から謙信平外れの太平山神社参道までは、歩く人は少ないようである。今回は謙信平には寄らずそのまま鳥居をくぐって参道へと進む。この先は人は多いがほとんどは観光客のようで、荷物は持っていない。太平山神社では植生のせいか色づいているのはごくわずか。神社から太平山に向かうと小さなザックを担いだ人が多くなる。中にはザックなしの朝の散歩歩きのひとも見かける。サブコースは多いようで、富士浅間神社までに二、三か所で晃石山方面への分岐を通り越した。富士浅間神社前は小広場となっている。太平山山頂は神社の後ろ側の小高い部分である。
 神社から道標に従って晃石山方面に向かう。ますます行き交う人が多くなってきた。ハイキングというよりは健康作りで歩いている人の方がが圧倒的に多いように感じた。途中、電波塔を右に見送って少し進んだ鞍部がぐみの木峠でベンチと道標があるだけ。ここから大中寺に下る道もある。この山域は要所要所に下る道筋が整備されているので、自分の体力に応じて如何様にもなるのは低山なればこそ。途中で南側に筑波山展望スポットやパラグライダーテークオフで平地の展望があるのみで、他は樹林の中。針葉樹や照葉樹が多く肝心の紅葉はサッパリだめ。巻き道から別れてひと登りすると三角点ピークの晃石山山頂に達する。ここからは日光連山が見えそうだが、あいにく雲を被っていて確認はできない。02年11月20日に初めてここに来た時には、山頂部は色づいていたのだが、今回はすでに葉が枯れてなんとも冴えない。5分ほど急下降して晃石神社でザックを下してエネルギーを補給する。
 晃石神社から先は緩やかにアップダウウンを繰り返し、神社から0.5km先の小ピークからは下りとなり、最後に手摺付きの長い階段を下ると桜峠でベンチと東屋が設置してある。ここからは緩やかな登りで、途中で小さなこぶを二つ三つ越しながら登ってゆくと馬不入山の山頂に達する。樹木の隙間から多少の展望はあるが興味なし。一休みして広域農道目指して下り始める。途中で250m級の小ピークを通過すると擬木の丸太階段が設置してある。落ち葉の積もる登山道を急下降して行くと、標高190で道筋は分岐している。本道は南に下るらしいが、急傾斜で道筋は薄い。南西に下る道筋は緩やかで明瞭である。下山後の舗装道歩きは長くなるが、安全をとって南西に下り広域農道に無事下山した。
 農道を12、3分歩くと、馬不入山への登山口に着いた。岩船山方面へは20メートルほど先の道路の対面に道標がある。清水寺下を通過して大中寺までは約1.5時間の舗装道歩き、今日はショートカットの軽いトレッキングシューズで足の負担は少なかった。駐車場には13台。
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