ひとり山歩き425 : 足尾の備前楯山に登ってきました。山頂では小雪がちらつき遠望は利きませんでした。
備前楯山(1272)
2010年12月25日(土) 曇り
1 行程   
ルートマップ(GPS  ウォッちず : 備前楯山
自宅(4:10) = 銀山平舟石林道口(6:15/6:30) − 鳥獣観察舎(7:00) − 舟石新道探索(7:00/8:15) − 舟石峠駐車場(8:20/8:25) − 備前楯山(9:30/9:45) − 舟石峠登山口(10:30) − 舟石林道口(11:00/11:10) = 自宅(13:25)

2 自宅 − 銀山平
 今年最後の山行は那須岳と決めて準備していたが、寒波到来で降雪があり強風も予想されたので中止した。足尾の山には今の時期に出かけたことがないので、積雪状態がわからない。今後の活動域を広げるために足尾に行ってみることにする。最近ネットで舟石新道の記録を3件ほど見かけた。07年6月6日に@宇都宮さんが庚申山の猿田神社側から舟石峠にかけて歩き通した。その後、H@上三川さんが09年8月13日に中倉山・オロ山・塔ノ峰と尾根を歩き舟石峠への下山で舟石新道の一部を通っている。自分も09年10月19日に庚申山・塔ノ峰と尾根を歩き下山に舟石新道を一部を利用したことがあるのを思い出した。@宇都宮さんとは反対方向から歩いてみることにする。問題は積雪していると舟石新道を探しながらたどるのは難しい。できなければ備前楯山に登って、欲求不満を我慢することにする。
 日光市街地では除雪塊も見かけなかったが、国道122号で足尾方面に向かうと道端には除雪塊を見かける。銀山平への県道293(庚申山公園線)の積雪が心配になったが、積雪は皆無だった。二か所で路面が完全凍結していたが、ちびたスタッドレスタイヤでも問題なかった。舟石林道口手前の駐車場に駐めてあたりの山を見ると、思っていたよりも山腹が白くなっている。

3 舟石新道探索  薄く積雪があり、新道跡をたどるのは難しい 次の機会にリベンジ
 舟石新道の入口である舟石峠手前の鳥獣観察舎を目指して舟石林道を登ってゆく。林道には積雪はないが、日陰部分には凍結箇所が残っている。30分ほどで鳥獣観察舎にたどり着く。@宇都宮さんのルートマップを参考に林道の土手を登って北西に進路を定める。雪は斑模様で踏跡が錯綜している。適当に北西に進むにつれて薄いが積雪はほぼ連続となる。積雪面に鹿道が複数通じていて、どれが舟石新道の跡か判明しない。「舟石」の小さな標識を見たり、小さな石組み跡を見たりするので方向としては間違っていないようである。鹿道につられて歩行軌道ががたつくのは仕方ない。09年10月19日に塔ノ峰からの下山時に、三角点1251峰の西鞍部から新道跡をたどった時に見たと思われる石組みが左下10メートルの涸れ沢に視認できた。堆積した落ち葉の上に中途半端に積雪していると滑って危険なので、今日はこれ以上は追跡するのをやめて鳥獣観察舎に戻った。その先100メートルの「道標 銀山平1.7km 通洞駅7.9km」のところから北に少しばかり進むと、住居跡らしい複数の大きな石組みが目についた。ここからカヤトの中を西に進むと、先刻にたどった自分の足跡を確認して「道標」に戻った。来年の適当な時期に再挑戦することにして、備前楯山登山で我慢すべく舟石峠に向かう。駐車場に先着車が一台、持ち主は備前楯山に登ったようである。ここからは中倉山と赤倉山の間に男体山も見えるはずだが、今日はガスっていて中倉山さえ見えない。

4 備前楯山  積雪は最深で10センチ程度 小雪が舞い遠望は利かず
 積雪は山頂まで連続、最初は4,5センチで最も深いところで10センチ程度。先行者のトレースを追う格好となる。道標は山頂まで1.4kmに始まり、全部で7箇所にあるから道に迷うということはないだろう。登山道は地形図の破線とは異なっているが、道筋は単純化されていてわかりやすい。途中での展望はなく、小雪がちらついているが雪の中を歩くのは気持ちがよい。山頂直下の露岩帯で若者が下ってきた。手袋を着けていないので聞いていみると、動いているので冷たく感じないとのこと。若い人がはうらやましい!! こちとら(?)は寒さは感じないが、手袋をしていても指先に痛みを感じるのに。
 山頂に着くとケルンに一羽の鳩が羽根を休めていた。2メートル位まで寄っても逃げようとしない。写真を撮ってケルンから離れてエネルギーを補給している間にいなくなってしまった。山頂からは展望がよいのだが、今日は小雪が舞い遠望は利かない。眼下の製錬所跡もかすんでいる。ながいは無用、短時間の滞在で往路をたどって下山する。今年最後の山行が短時間の活動で欲求不満だが、楽しみは来年に。

備前楯山の山頂の様子
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