ひとり山歩き344 : 足尾の中倉山に上久保沢からピストンしてきました。好天に恵まれ雪景色を楽しむことができました。
足尾の中倉山(1530)
2009年1月14日(水) 快晴
1 行程   
ルートマップ(GPS)  (参照地形図 : 中禅寺湖)  ウォッちず : 中倉山
自宅(4:10) = 足尾銅親水公園駐車場(6:10/6:20) − 上久保沢出合(7:10/7:25) − 南尾根出合(9:00) − 1390級ピーク(9:35) − 中倉山三角点(10:30/10:35) − 中倉山(11:00/11:15) − 三角点(11:25/11:45) − 1390級ピーク(12:00/12:10) − 南尾根から下山開始(12:15) − 上久保沢出合(13:30/13:40) − 駐車場(14:25/14:40) = 自宅(16:40)

2 自宅 − 銅親水公園
 05年12月に上久保沢から中倉山を目指したが、装備不十分で南尾根で寒さで退散した。寒さ対策をして06年1月24日に再びチャレンジしたが、中倉山の三角点手前で強風で退却した。風さえなければ、厳寒期でも中倉山はそれほど難しくはないと考えているのでリベンジを狙っていた。今日は天気図から判断して強風はないと、判断して実行することにした。
 前回はスノーシューを持参したが、その必要性はなかった。今回は念のためにワカンを持参することにした。二三日前に降雪があったので、道路の積雪を心配したが除雪してあり、全然問題なく足尾銅親水公園駐車場に達した。車載温度計でマイナス7度(高めに出るので、マイナス10度くらいか)。

3 往路   積雪は三角点西がやや深いが、その他はワカンなしでも我慢の範囲  山頂からの景色は抜
 銅親水公園から仁田元沢林道の上久保沢までは連続して積雪していた。林道には轍が連続していて、人の足跡はなかったが、動物の足跡を多く見かける。積雪量はせいぜい5cm程度だが、轍のお陰で楽な歩きが出来る。井戸沢、下久保沢、中久保沢と通過して、簡易ゲートの先でコンクリート擁壁が現れる。その約200m先が上久保沢出合で、無雪期に登る人はこの右岸から作業道(現在は薄くなって中倉山頂きからのパノラマ分かりづらい)を辿る。井戸沢や下久保沢から尾根に取り付くと痩せ尾根やもろい岩などの危険を伴うが、上久保沢ルートには特に危険箇所はない。
 ストックをピッケルに替えて、軽アイゼンを履き右岸から取り付く。作業道付近にはテープ類が目立つが、積雪で作業道を追うのは難しいと判断してすぐに沢に下りる。アイゼンを履いているので多少ゴツゴツした感じはするが障害になるほどではない。適当に歩き易い所を登って行く。登り初めて30分もすると、雪の下には小岩が少なくなり、落ち葉が増えているのを感じながら鹿の足跡を追って行くと、あちこちでテープを見かける。動物は作業道を辿ると歩き易いという事を本能的に知っているのだろう。鹿道はジグザグに登って行くが、これを無視して直登したりする。高度を上げて行くとリョウブ林は日当たりがよくなり、雪が融けて場所によっては地面が露出している。リョブからミズナラ林になると雪が深くなり脛までの沈みとなる。ほんの僅か我慢すると南尾根上に達する。
 ここは痩せ尾根で前回は強烈な地吹雪に見舞われたが、今日は無風状態である。風がないせいで数センチの積雪はあるが苦痛もなく歩ける。高度を上げるにつれて尾根が太くなり、吹き溜まりが増える。それでも脛までの沈みで中倉山山頂我慢の範囲でたいした苦労もなく1390級ピークに達した。ここからは枝越しに男体山や半月山が伺える。この先のルートを検討する。前回は尾根上は風が強いので、尾根の右(東)を作業道に沿って(テープやペンキを追って)進んだが、今日は風はなさそうなので尾根を登ることにした。
 ピークからほんの僅か下った鞍部では膝下まで沈むようになったのでワカンを装着した。鹿道を追って尾根を登って行くと段々積雪は浅くなり、ワカンに落ち葉と雪が団子状に付着し歩きづらくなる。ピッケルで叩き落しながら小ピーク(南尾根と東尾根合流)に登りつめた。前回は強烈な風で立ち木に腕を絡ませながら写真を撮った記憶がよみがえる。これ以上進むのは危険とここで退却せざるを得なかった。今日は無風状態で大平山、男体山、社山、半月山の景色が楽しめた。今日は中倉山の山頂到達は疑いなしとほくそ笑む。問題は三角点を過ぎて裸尾根を恐怖心なく歩けるかだ。痩せ尾根でないから大丈夫と暗示をかける。
 三角点に向かう尾根筋には疎らだが樹木が生えているので積雪は思ったよりは深く、ワカンで脛までの沈み。尾根の左手の樹木に山部3Dプレートが目に入った。付近は雪が浅く、三角点廻りの保護石が見えているので、ワカンで雪を蹴散らしたが標石は現れなかった。三角点標石の頭は地面と面一(自宅に戻り写真で確認)で、ワカンでは雪の蹴散らしが充分出来なかった。帰りに再度試みることにして山頂へ向かう。
 三角点から先はツツジの藪が現れ、雪は吹き溜まっていてワカンでも膝下までの沈みとなる。この藪を抜けてしまうと尾根上には樹木がなくなり、雪はせいぜい1・2センチで鹿に食い尽くされた低い笹をまだら模様を呈している。風も雪もないので裸尾根とはいえ滑落の心配がないので、安心して中倉山の山頂部に達することが出来た。ここからのパノラマはいつ見ても素晴らしい。無雪期もよいが、積雪期の周辺の山々の景色はそれ以上。来た甲斐があった!!  風さえなければ、中倉山に登るのはそれほど難しくはないと思うのだが、Webでは積雪期の報告は見当たらなかった。
 山頂付近から見える山々 : 富士山、庚申山、皇海山、オロ山、沢入山、三俣山、大平山、男体山、社山、半月山、横根山等々
 
4 下山
 三角点に戻って更に標石付近の雪をワカンで蹴散らすも標石は現れなかった。それ以上に執着心はなく、アンパンでエネルギー補給をする(握り飯は冷たくなると美味くないが、パンは平地と同じように食べられる)。復路は自分のトレースと下り勾配が相まって楽々。東尾根から南尾根と下って1390級ピークでワカンを脱ぐ。
 1390級ピークから自分のトレースを追って下って行くと、雪のついていない部分が往路に比べてかなり増えている。往路で南尾根到達地点がハッキリしなくなってしまった。左手(東側)の斜面についている鹿道を追うことにした。往路は谷筋を上ってきたが、南東尾根の右斜面(南)をトラバースしながら下って行く。周辺は日当たりがよく雪が殆ど消えているが、獣道は明瞭で歩きやすかった。獣道につき合っているうちにうちに灌木が増えて、ザックにひっかるようになってきた。鹿のように背が低ければ問題ないのだが、立って歩く人間向きではないので方向を転換して谷筋に急降下する。
 谷底に下ると、往路の自分の足跡が時には目に入るようになる。鹿道を追って適当に下って行くと、大岩のすぐ下でトラロープを見つける。小尾根の右(西)側に出ると、作業道の名残りのトラロープが連続して容易にこれを追うことが出来た。テープも多いので往路でもうことは出来たであろう。上久保沢右岸で仁田元沢林道に無事下山。
 軽アイゼンを外して仁田元沢林道を下って行く。早朝では連続して雪が付いていたが、井戸沢付近では路面が現れている。雪の融けるのが早いのに驚いたが、路面が舗装されているのに更に驚いた(過去に歩いたときには舗装されていなかったように記憶しているのだが)。駐車場に戻ると4台も車が駐まっていた。雪景色を楽しみにくる人もいるようだ。いつの日にか積雪期に阿世潟方面に足を伸ばしてみようと思いながら家路に着く。
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