ひとり山歩き330 : 百名山の焼岳に新中の湯コースから往復して来ました。山頂付近からの展望が楽しめました。山頂直下は草紅葉が始まっていますが、樹木の紅葉はまだ先となります。
焼岳登山
2008年9月24日(水) 晴れ
1 行程
ルートマップ(GPS)   
自宅(0:45) = 新中の湯コース登山口(6:00/6:20) − 標高点1972(7:35) − 中の湯コース分岐(8:05) − 焼岳山頂エリア(9:30/10:20) − 中の湯コース分岐(11:15) − 標高点(11:40) − 登山口(12:45/13:10) − 中の湯温泉旅館(13:15/14:05) = 自宅(18:50)

2 自宅 − 登山口
 今年の目標のひとつに、梅雨明けに鹿島槍ヶ岳に登ることであった。天候不順等でのびのびになってしまった。相変わらず天候不順が続いているが、二日続きでなんとか天気が持ちそうということで実行することにした。せっかくの機会だから鹿島槍ヶ岳に登る前日に新中の湯コースから焼岳に登ることにした。予定としては、早朝に家を発って午前中に焼岳往復することにした。
 新中の湯コース登山口を6時頃スタートするために、自宅を0:45分に出発した。北関東道が延長されたこと等があって、高速道路を突っ走ると、5時半頃に登山口に到着しそうなので、途中立ち寄ったSAの東部湯の丸に出口があったので、ここからは一般道を走ることにした。その先はカーナビまかせ。国道142号、254号で松本市を経由し、更に152号を突っ走る。沢渡が近づくと車が増えたが、上高地に向かう人は少ないようで途中で駐車場に立ち寄る車は少なかった。予定通り6時には登山口到着で安心したのがいけなかった。カナービの「まもなく右折」に慌てて反応してし、釜トンネルに入ってしまった。間違いに気付きトンネルを出たところでUターン。先刻間違った地点のすぐ先で国道158号の旧道に右折する。道路擁壁に付した番号を追って10番目のカーブを越すと道路の左路肩に車が1台駐まっていた。ここが新中の湯コースの駐車場で15・6台は駐まれそう。準備をしていると、和歌山ナンバーの車が到着。

3 登山口 − 焼岳  前半は樹林の泥濘道 後半は森林限界上の岩道  山頂部からの展望は抜群
 準備を整えてあたりを見回すと、北東に明神岳〜前穂高岳〜奥穂高岳が谷間に展望できた。今日は天気もよいし、展望を楽しみに駐車場対面の登山口に進む。最初は道路擁壁に沿って進み、5分も歩くと勾配が幾分きつくなり、岩や木の根を階段状に歩くようになる。笹や針葉樹枝が登山道へのはみ出しは少ないので、火口湖雨具を着用しないことがよかった。駐車場では風で寒さを感じたが樹林の登山道に入ると、気温15度程度だが幾分汗をかく。標高1900付近で大岩の手前に丸太ベンチが設置してあるも、展望は全く無い。
 これまでにも泥濘があったが、ベンチの先からは泥濘がひどい。泥濘の中に倒木や枯れ枝を置いているので、慢性的にぬかるんでいるのであろう。登山口から約1時間で小さなコブの標高点1972に達した。コブから10メートルほど下ると平坦といってもよいくらいの緩やかな登りに転じる。またまた泥濘の連続で靴はすでに泥だらけ。6年前に一切経山〜西吾妻山を縦走したときの泥濘道を思い出す。標高2020付近からは、登山道の両サイドの樹木が疎らになり前方に焼岳の山頂部が見え出す。丸太ベンの設置してある狭い広場を通過する。右手の踏跡には通行止めのロープを見る。 小広場の先でダケカンバ樹林へはいると、またしてもドロンコ道。このあたりのダケカンバはやっと色づき始めたばかり。樹林区間は短く、抜けると分岐で左後方から中の湯コースを合わせる。分岐から3分で下堀沢出合に達する。
 下堀沢出合からは沢の右岸歩きとなり、森林限界上で常に焼岳山頂部(主に南峰)を見ながらの歩きとなる。下堀沢出合までは泥濘の連続だったが、焼岳の北峰この先は岩のゴツゴツした登山道へと一変する。高度を上げるにつれ、振り返ると南アルプスや乗鞍岳、時には穂高連峰が見えるようになる。小岩に白ペンキで2200と書かれた箇所を通過すると単独行者が下りて来た。登山口で見かけた長野ナンバ−の持ち主であろう。山頂部からは富士山の天辺が見えると教えてくれた。岩道を登って行くと、噴煙が見えるようになり、硫黄臭も感じるようになってきた。それとともに登山道周辺の草の色づきが濃くなってきた。南峰と北峰の鞍部(ここからを山頂部と仮称)に達すると、直下に古い噴火口とその中に火口湖が見える。正面には岩峰の合間に美しい姿の笠ケ岳も見えている。
 左手の南峰は岩峰で登山禁止とWeb記録を見たが、南峰方面への踏跡は見えた。山頂部の岩を見たら、登山禁止でなくとも敬遠。白ペンキの○を追って北峰の下を東北東に回り込む。すると前方に穂高連峰とその左手に槍ヶ岳が展望できた。右下に上高地も見える。様子を記録すべくICレコーダーを取り出すと、電池切れのサインが出ている。北峰の山頂までは5分くらいだが、風が強そうなのでここでザックとウエストポーチを降ろして電池を交換する。
 山頂部へは白ペンキの○が案内してくれているが、岩場をトラバースしながらの登りとなる。岩場は好きでないので荷物をデポ(鳥海山の経験から基本的にはデポしないことにしているが、ごく短距離なので例外とする)して山頂に向かう。数分で北峰山頂部に達した。好展望に写真をと思ったら、カメラがない!! デポしたウェストポーチにカメラは収めているのだ。携帯電話もポーチの中。今日は、全く冴えていない。出来たてで未だ馴染んでいない義歯を挿入して来たので、異物を噛んでいる感じで気分が優れない。その上、2週間前くらいから左目に蚊が飛ぶようになった。眼医者にかかると眼底出血はなく、飛蚊症とやらで40歳を過ぎると大なり小なり悩まされるとのことであった。眼球の動きに伴って複数の“蚊”が動き回って煩わしい。これも慣れればどうということは無いらしいのだが。更に硫黄の臭いも気になる。早々に退散。
 荷物を回収して鞍部に戻り、南アルプスを眺めながらエネルギーを補給する。富士山は甲斐駒ケ岳の右手に僅かに天辺が見えている。下方からは人声が聞こえだした。これを潮時に下山にかかる。

4 下山   意欲が湧かず翌日の鹿島槍ヶ岳は止めて帰路につく屋山頂から穂高連峰を望む
 往路をそのまま辿る。南アルプスや乗鞍岳を眺めながら岩道を下って行くと、さすがに百名山、大勢の登山者とすれ違う。単独行者とカップルが半々くらい、数人組が一組。全部で20人位と出逢ったであろうか。登山口で逢った和歌山新宮市からのご夫妻と短く言葉を交わす。12時頃にすれ違ったのが最後。せっかく乾いた靴も再びドロンコになってしまった。今日は登山道歩きなので、スパッツを着けていないのでズボンの裾もかなり汚してしまった。登山口の駐車場に着くと、車は全部で12台。
 穂高連峰の写真を撮って泥だらけの靴を脱いでズボンの裾をまくって、すぐ下の中の湯温泉旅館に向かう。駐車場には10台くらい駐まっていたが、700円払って温泉に入ると、他に誰もいない。露天風呂から穂高連峰を眺めながら疲れを癒す。
 ここから扇沢までは2時間もかからない。車中泊の扇沢には18時頃までに着けばよい。それまでどこで暇つぶしをする考えていたら、急速に鹿島槍ヶ岳登山の意欲が減退してしまった。体力的にも若干心配だが、何とかなるだろう。それ以上にメンタル面で心配。途中で退却するくらいなら、最初から止めたほうがよい。そんなことを考えているうちに、カーナビの設定はいつの間にやら自宅になってしまった。帰路は、松本から高速に乗る。今日の費用はガソリンと高速料金で一万数千円。高くついたが、捲土重来をきそう。
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