ひとり山歩き307 : 男体山に登ってきました。グッドタイミングで雪はよく締まっていて残雪歩きの感がしました。好天に恵まれ山頂からの展望を楽しむことが出来ました。
男体山(2484)登山
2008年1月19日(土) 晴れ
1 行程
ルートマップ(GPS)  
自宅(3:30) = 県営駐車場(5:25/5:40) − 登拝門(5:50) − 一合目(6:00) − 三合目(6:35) − 四合目(7:05) − 五合目(7:35/7:55アイゼン装着) − 六合目88:00) − 七合目88:55) − 八合目(9:45) − 九合目(10:30推定) − 山頂(11:10/12:00) − 九合目(12:20) − 六合目(13:15) − 四合目(13:45) − 三合目(14:14/14:20) − 一合目(14:45) − 県営駐車場(15:0515:20) = 自宅(17:15)

2 自宅 − 中宮祠
 今年最初の山を男体山と考えてたが、年末年始の不摂生がたたり身体が鈍ってしまい登る意欲が湧かなかった。二度の山行で脚力が大部回復したので、男体山登山のタイミングを見計らっていた。降雪から数日が経ち、好天が期待できたので今日決行することにした。
 定年を過ぎて始めて登った山が男体山で、今回が四度目である。最後は06年12月25日でその時は雪が少なく思っていたよりは容易に登れた。あまり雪が少なくても面白くない。逆に多すぎると登る脚力が弱いから途中で挫折が予想される。インターネットでいろいろな情報を収集した結果、今がチャンスと判断した。日光市内、いろは坂と通過するも路肩に除雪された雪は少ない。県営有料駐車場に車を駐める。当然ながら駐まっている車は一台もない。
 駐車場側から一合目あたりへの近道があるらしいが、未だ暗いので近道を探すのは諦めて表通りを二荒山神社の登拝門目指す。登拝門の左手から登山道へはいる。

3 往路  五合目から積雪連続  残雪期歩きと思うほど条件がよかった  六合目
 登拝門後の階段には痕跡程度しか雪はついていない。僅か登ると一合目の石碑を見る。この先は各合目に石碑が設置してあるが、二合目の石碑は大部分の人が見逃してしまう位置にあるらしい。自分も4度目だがまだ見たことがない。断続的に雪は薄く残っている登山道を急登すると林道につき当たる。ここが三合目でマイナス3度だが顔から汗が噴出している。帽子のつばの先端には汗が凍って小さなツララがついている。林道には雪が連続して付いているが、登山者の踏跡で立派なトレイルが出来ていて、靴底が沈む程度で快適な歩きとなる。大鳥居が見えて四合目に到着。中禅寺湖と社山を見る絶好のポイントだが今回は登ることに専念してパスする。
 四合目からは階段、そして抉れた登山道を登るのだが、雪は断続についているだけだが、地面は凍っているので注意が必要。アイゼンを履いた方が歩きよさそ八合目手前の鳥居うなので、五合目の避難小屋に入ってアイゼンを装着する。小屋に入る前に温度計を見るとマイナス11度。風はなく寒さは感じないが、手袋を外すと暫くは指先に痛みが残る。ついでにエネルギーも補給しておく。五合目を越すと雪はほぼ連続的になったが、六合目の迂回路開始地点は雪が浅く岩が浮き出している。樹林の中の迂回路はアイゼン装着で気持ちよく歩けた。迂回路を出ると樹木が薄くなり、積雪は増えるがトレイルを歩い山頂直下の霧氷ている限り残雪期かと勘違いするくらい気持ちよく歩けた。アイゼンがなければ歩けないということはないが、アイゼン装着の方が踏ん張りが利くので効果的である。今日は念のためにワカンとピッケルをザックに括り付けてきたが全く不要だった。
 七合目の避難小屋付近も岩が雪の上に出ていた。今日は天気さえよければ道に迷うような箇所はないので、ザック重量(ワカン、ピッケル含む)を8kgに減らしてきたが脚がいうことをきかない(通常は日帰りでも、緊急用シュラフ・食料等で10〜12kg)。このあたりからは12時までに山頂に達すればよいと、自分に言い聞かせる。八合目手前の大鳥居は少しばかりかがめば通れそうだが、お辞儀をするのが大儀で左手を通る(前回は痕跡程度の積雪)。程なく滝尾神社を祀る八合目に達した。皇海山や袈裟丸山辺りを眺めて一息つく。
 八合目から10分ほど登ると、勾配は緩やかになったが、針葉樹林のなかでトレイルは幾分窪み、雪も今までに比べると軟らかい。トレイルを歩いている限りはせいぜい踝までの沈みだが、トレイルを踏み外すと脛までは潜る。またまた九合目の石碑を見逃してしまった。トレイルから1mと離れていないのだが、どういうわけかこの石碑は前回も見逃してしまった(復路で山頂で出逢った東京からの登山者に教えていただく)。樹林限界に出ると多少の風を受けるようになったが、体感温度はそれ程低くはない。先刻から腿付近に痛みを感じていたが、とうとう攣ってしまい踏ん張りがきかなくなってしまった。中善寺湖を中心として展望がよいのを幸いに、休み休み山頂を目指す。鳥居を潜ると奥宮、更にひと踏ん張りして山頂を踏んで奥宮に戻って荷を降ろす。太郎山
 晴れていて風もなく体感温度はかなり高い。写真を撮っていると登山者が現れた。東京の方で、男体山はお気に入りの山で何度も登っておられるとのこと。積雪状況等を教えていただく。周辺の山々(噴煙の浅間山含む)はよく見えたが、富士山やアルプスは残念ながら霞んでいた。

4 復路
忠実にトレイルを追って往路を戻り、三合目でアイゼンを外す。例によって二合目の石碑を見ることもなく、一合目の遥拝所のすぐ手前に登山道を横切る道筋が見える。前回はこれを右に下りたが、今回は左に折れて県営有料駐車場に直接戻ることにした。ここからはGPSを活用する。目的地を駐車場に設定して、GPSのコンパスに従って南東へ歩き出す。進行方向に獣道が続くのでこれを利用する。適当な所で獣道から外れてコンパスの向く方向に進むと、駐車場の北側コンクリート擁壁の上部に辿りついた。回り込んで駐車場に下りる。遥拝所から駐車場までは樹林のなかで全くブラインドだが、ドンピシャリ駐車場に戻れた。 
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