ひとり山歩き268 : 雲竜渓谷を辿り雲竜瀑を見てきました。今年は暖冬で雪は少なく林道歩きは助かりましたが、渓谷歩きは水量が多く渡渉に悩まされました。渓谷と滝の氷結は例年に比べ少ないようでした。
雲竜渓谷
2007年2月1日(木) 晴れ
1 行程
ルートマップ  
自宅(4:40) = 稲荷川右岸林道のゲート(6:10/6:40) − 稲荷川展望台(7:25) − 渓谷入口(洞門岩)(7:50/7:55) − 退却(8:35) − 渓谷入口(8:55) − 林道終点・雲竜渓谷入口(9:55/10:05) − 雲竜瀑(10:30/10:50) − 林道終点(11:05/11:20) − 渓谷入口(洞門岩)(12:00) − 稲荷川展望台(12:20) − 林道ゲート(13:00/13:10) = 自宅(14:50)

2 自宅 − 稲荷川右岸林道ゲート
 稲荷川右岸尾根から黒岩(七滝遥拝石)・白樺金剛・稚児ケ墓経由で行者堂をスノーシューで周回することにした。雪不足が懸念されたが、意に介さず日光行者堂駐車場を目指した。県道247号の稲荷川橋の手前で左折して稲荷川右岸林道に入ると、心配していた通り雪の欠片もない。1.5km先の滝尾神社駐車場付近も雪は感じられない。この林道のゲート先から稲荷川右岸尾根に取り付く予定にしている。雪の状態が気になるので、林道を遡ってみることにした。滝尾神社駐車場から更に2.5km先の林道ゲートまでは積雪がなかった。
 雪が中途半端で笹が表面に出ているとスノーシュー歩きには不向き。しばしの思案で今日の計画に嫌気がさしてしまった。ここから行くとしたら雲竜渓谷と雲竜瀑しかなさそう。谷歩きは地形が読めず遠くの山を見る楽しみもないので好きでなく、雲竜渓谷と雲竜瀑に行こうなどと考えたこともなかった。写真やTVで雲竜瀑の氷柱や氷壁を見たことがある程度の知識しかない。今日の山行に準備してきた地形図のコピーに幸か不幸か雲竜渓谷も含まれていた。危なければ戻るまで、行ける所まで行ってみることにした。スノーシューに変えてアイゼンをザックに入れて出発準備を整えた。

3 林道ゲート − 雲竜瀑  今シーズンは気温が高いので、氷柱や氷壁が例年に比べて見劣り  日向砂防ダム 赤薙山付近(右奥) 前女峰付近(左奥)  (稲荷川展望台から)
 ゲートから先は雪が所々に残っている程度。最初の九十九曲がりを過ぎて北へ緩やかに登り始めると右手に稲荷川左岸尾根と前方には赤薙山付近を見ながらの登りとなる。RV車が追いついてきて、乗るように声をかけていただいたが、写真を撮りながら歩くと丁重にお断りする。次の九十九曲がりになると積雪がほぼ連続するようになった。タイヤで圧雪されている上、まだ気温も低く締まっていて歩き易い。当初計画では、九十九曲がりの最終コーナーで稲荷川右岸尾根に取付くつもりでいた。目視によると30mほどまだら模様の雪斜面を登れば稲荷川右岸尾根上に登れそうな感じだった。最終コーナーを曲がって北西に10分ほど歩くと稲荷川展望台で、直下の日向砂防ダム(何度か継ぎ足して高さ46mで、単一の砂防ダムとしては日本一とか)と前方には赤薙山から一里ケ曽根、前女峰から竜巻山が展望できる。山腹はまだら模様で積雪が少ないようだ。
 展望台から北西に更に30分程進むと、広場で先刻のRV車が駐めてあった。洞門岩の小さな標識があるも、どれがその岩か不明。ここがどうやら渓谷入友知らずの氷柱で踏跡は沢へ下るのと林道の二通りがあった。林道の踏跡は下りの方が多いように見えたので、渓谷に下りることにした。渓谷には踏跡が続いているが、沢を渡渉する回数が多い。しかも水量が多く、飛び越しはできずに靴を踝まで浸けながらの渡渉なる。途中で見かける氷柱はあまり成長していないようだ。砂防ダムを右に高巻いて、ロープを伝って再び沢筋に下りる。岩壁の氷柱を見ながら踏跡を追って行くと、目の前に大きな砂防ダムが出現した。踏跡はダムの手前でピタリと消えてしまった。どうやら途中で高巻くところがあったようだ。この先にも何が待っているか分からないのでここで退却することにした。家に帰ってWebで調べてみると、ダムより手前で左に高巻いて林道終点に登るのがルートらしい。結果的には林道終点直下のダムまで到達していたのだ。
 渓谷入口まで戻り、林道を進むことにした。この先にはタイヤ跡はなく、足跡だけで圧倒的に下りが多い。第三番目の九十九曲がりを登り切ったところで、先刻のRV運転者と出逢った。毎年来ているが今年は積雪や結氷の状況が悪いので、往路復路とも林道を歩いたとのことであった。雲雲竜瀑(右) 滝壺(中) 雲竜瀑の左手(左)竜瀑までの様子を聞いて別れる。九十九曲がりが終わると前方に雲竜瀑方面を見ながら緩やかな下りとなる。途中で左手に林道が分かれるが、踏跡を追って右に下る。しばらく下ると、展望台らしき広場の林道終点・雲竜渓谷入口に達する。。スパイク長靴を履いた数人の国交省の方々が雲竜瀑に向かうところであった。
 今までは必要を感じなかったが、念のためにアイゼンを着用してグループの後を追って再び入渓した。雲竜渓谷に入ってすぐに氷壁の素晴らしい場所があった。後で調べたらここを「友知らず」といって、通行の難所で仲間のことなど気遣う余裕がないということらしい。今日は氷が少ないせいか、危険な雰囲気は全くなかった。相変わらず明瞭な踏跡が続いているが、何度か渡渉するのに苦労した。入渓してから10分ほどで、雲竜瀑が見上げられる場所に来た。一人だけ残っていた国交省の方に尋ねると、雲龍瀑の滝壺は更に登るとのことで、踏跡を追って急斜面を登り始めた。足場は必ずしもよくないので、アイゼンを着用していたのが正解だった。右手を10分ほどトラバース気味に登ると、雲竜瀑の全容が見渡せるようになった。写真を撮って滝壺に下りてみた。遭難救助訓練やアイスクライミングのTVを見たことがあるが、どこでやるのかな、と思えるほど氷結が少ない!!  家に帰ってWebに載っている写真と見比べると今日は迫力がない!! 
 復路は忠実に往路を辿る。渓谷入口に大型RV車が駐めてあった。渓谷経由で雲竜瀑に向かっているのであろうか。稲荷川左岸尾根はなだらかで、歩いたら気持ちがよさそう。当掲示板でお馴染みの@宇都宮さん等がこの尾根を歩いているが、赤薙山の西に位置するとんがり帽子(1983ピーク)を越すのは難しそうだ!! いつの日にかこの尾根を外山から辿ってみたいものだ。
 今日の歩行時間は休憩時間を含めても6時間半。今日程度の運動では摂取したエネルギーの方がよほど多いようだ。これでは体重が減るどころか増えてしまう!! 
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