ひとり山歩き22 : 今年最後の山歩きとして、日光の鳴虫山に登ってきました。山頂付近は雪がほんの僅かありましたが、山歩きには全然問題とはなりませんでした。雪化粧した男体山、大真名子山、女峰山等の日光連山を間近に楽しめました。
鳴虫山(1103.5m)登山
2001年12月18日(火) 晴れ
1 行程
自宅(6:00) − ストーンパーク(7:30/7:40) − 鳴虫山登山口(8:10) − 天王山神社(8:20) − 神ノ主山(8:50/9:00) − 鳴虫山(9:55/10:15) − 合峰(10:30) − 独標(11:00) − 憾満ケ淵(11:35) − ストーンパーク(11:40/11:50) − 自宅(13:15)
2 自宅 − 鳴虫山登山口  今年最後の山歩きに積雪のない鳴虫山を選ぶ男体山(神橋付近から)
今年の5月末から始めた山歩きも今回で22回目となるが、今年最後の山歩きは暫くご無沙汰の日光周辺にしたいと考える。しかし、未熟者には雪山は無理なので積雪の心配のない鳴虫山をインターネットから探し出した。
日光方面の山へ出かけるときはいいつも家を4時頃に出ていたが、今日の行程は短いので朝6時に家を出発した。遅く家をで出たお陰で鹿沼付近では進行方向に日光連山が拝めた。いつもはまだ暗いうちに通過していたのでお目にかかれなかったのだ。しかし、良いことばかりではない。今市から日光にかけて朝の交通渋滞でいつものようにノンストップで走れず思ったより時間がかかってしまった。ストーンパーク(憾満ケ淵の手前)の駐車場に着くと10台くらいのスペースに1台だけ駐車していた。準備をして鳴虫山登山口目指して東照宮方向へ逆戻りする。神橋付近で後を振り返ってみると男体山が目に付く。御幸町交差点から山の方向に向かうとすぐに案内板を発見、あとはそれに従うとすぐに登山口につく。登山口から女峰山が目に付く。今日は日光連山がよく見れそうな予感がするぞ!
3 登山口 − 鳴虫山   雪化粧の男体山〜女峰山の表日光連山に満足
山道にとりつきジグザグに女峰山(神ノ主山から)登り始める男体山と大真名子山(神ノ主山からと左手に女峰山、右手に日光の街並みが見え隠れする。あっという間に天王山神社だ。石の小さな祠が祀ってある。ここからは帝釈山・女峰山が見える。
杉の林の中を登っていると何時の間にか桧が主でミズナラ等の雑木林に変わっいる。樹林の間からは日光連山)の概要が見え隠れする。JR日光駅からの登山道を左に合わせると笹道の急登となりすぐに神ノ主山頂が現れる。ここからの眺めは素晴らしい。男体山、大真名子山、女峰山と日光連山が白く輝いて見える。更には霧降高原、那須方面と続き眼下には大谷川と杉並木までが見える。
神ノ主山から鳴虫山へ向かうと、ほとんど見通しの利かない尾根道歩きとなる。左手は杉と桧の針葉樹林、右手はミズナラ、ナツツバキ等の広葉樹林の組み合わせが面白い。いくつものこぶを越さねばならないが、そのたびに登り返しがキツイ。男体山が樹林の間から漏れ見え(?)てくるのと道が雪でうっすら白くなっていることで気が紛れる。
鳴虫山頂には展望台が設けられていて、その前方には男体山から女峰山へと続く山並みが身近に迫ってくる。残念なのは女峰山の頂にガスがかかってしまったことである。その他の山々は薄くガスがかかっているが全容はハッキリしている。もっと残念なのは西側の皇海山から奥白根山へと続く山並が樹林で全体像を見せないことである。自然を破壊することは許されないので仕方がないか。今日は雪景色の表日光連山を間近に眺められたので良しとしよう。雲がやや広がり始めたので、急いでエネルギー補給をして下山にかかる。
4 鳴虫山 − 下山  下りは急勾配、ロープに助けられる 今日は誰にも会えなかった!
鳴虫山から男体山を正面に見据えながら合方(峰)目指して下り始めると急な坂と並び地蔵なる。ロープの助けを借りながら下る。合方は樹林の中で見晴しはない。銭沢不動尊への分岐を右に見て、木の根が階段状になった急な坂を下ることになる。とても下り難くまたまたロープに助けられる。雪の上に木の葉が散っていて一瞬道を失いそうになる。時々は左手が開けて皇海山〜奥白根山方面の山々を垣間見ることができる。ここから少し登ると独標に着くが、ここも見晴しがない。独標からも急な下りでありとても歩き難い。下るのも大変だが、こちら側から登るともっとキツイのではなかろうか。登りの苦手な私にとっては結果的に今日のルート取りは正解であった。そうこうする内に下りは緩やかになり、広い草原の道となる。樹林の切れ間から男体山、女峰山が姿を現す。こうなると足がドンドン前に出る。日光宇都宮道路のガードを潜り車道に出ると、すぐに憾満ケ淵の入口に着く。
川沿いに進むと道の右側に数十体の地蔵が並んでいる。老年のご婦人が写生をしていた。そういえば、登山口以降で初めて人に会ったのだ。山の中では誰にも会わなかったことになる。5月末に山歩きを始めて初の経験である。冬の平日に山登りをするような暇人は少ないということか。そういえば、最近ホームページのヒット数も少なくなっている。憾満ケ淵からストーンパークを通って駐車場に戻るも人の影なし。
5 ストーンパーク − 自宅  今年一年よく山歩きをしました、来年も無事故で楽しい山登りを!
昼時に帰宅の途につく。朝に比べ渋滞がなくかえってスムースに家に帰れた。途中、朝とは逆に日光連山を背にして走行することになる。時々バックミラーとドアミラーに小さく日光連山が写りこむ。
ひょんなことから山歩きを始めたが、我ながらよく頑張ったと思う。今年一年無事であったことを感謝すると共に、来年も無事故で楽しく山歩きができるよう心がけよう。
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