ひとり山歩き187 : 桐生市の野外活動センターから野峰に登り、南東尾根そして多高山への稜線伝いに下って最終的には皆沢八幡宮に下山しました。野峰の登りではスノーハイクも楽しめました。野峰からの下りは結構ハードで、途中二箇所で石祠を見ました。
野外活動センター 〜 野峰 〜 皆沢八幡宮
2005年2月7日(月) 晴れ
1 行程
ルートマップ  (地形図 : 沢入、番場 各1/25000)  
自宅(5:10) = 野峰登山口(野外活動センター先)(6:30/6:40) − ふるさとセンター分岐(6:55) − 927ピーク(8:25) − 野峰(9:00/9:10) − 825ピーク(10:00) − 石祠(10:15) − 718ピーク(11:20/11:35) − 三角点624.5ピーク(12:35) − 鉄塔下(12:40) − 県境尾根出合(12:55) − 石祠(13:05) − 520ピーク(下山ポイント)(13:25) − 送電線下(13:45) − 皆沢八幡宮(13:55) − 野峰登山口(14:55/15:05) = 自宅(16:45)

2 自宅 − 野峰登山口
 1月20日に名草上町から足利/田沼境界尾根を赤雪山まで歩いた時に、多高山が目についた。その時に多高山から野峰までの稜線歩きを思いついた。自動車回収を考えて桐生市野外活動センター付近の野峰登山口から野峰に登り南東尾根を下って多高山への稜線に乗り継ぐことにした。明るいうちに登山口に戻れないようなら、皆沢八幡宮に下山することも考えて家を出た。
 田沼町上町交差点で国道293号から県道66号(田沼桐生線)に入り、多高山の南麓を通って梅田湖を目指して車を走らせた。帰りの歩きを考えて老越路峠、皆沢八幡宮通過時はオッドメーターをチェックしておいた。梅田湖の北で馬立トンネルを潜り、野外活動センターに右折する。野外活動センターの下をそのまま通過して林道の終点まで車を走らせ、野峰登山口の小さなスペースに車を駐める。

3 登山口 − 野峰  久しぶりの積雪を楽しむ  複数の足跡あり
 登山口には祠が祀ってあり、右手にゲートの閉まった林道、そして左手に登山道がある。野峰まで5kmの標識を見て登山道に進む。最初は北東に進み、小沢を渡って尾根に取付いて北西に向かう。尾根を横切って野峰山頂西側をまくように登って行くとふるさとセンター分岐に達する。
 この分岐からは植林に松が混ざる尾根を北東に登る。ブッシュは多少あるが道は良いので歩き易い。尾根筋に境界杭が見えると南から県境尾根に出合う。杭に沿って南東に進み町有林記念碑前を通過して、県境尾根から分かれて北東尾根にジグザグに登って行く。この辺りは薄暗くあまり感じのよいところではない。道筋は明瞭で所々に道標も設置されているので間違うことはない。少しばかりジ野峰山頂から男体山方面を望むグザグに急登すると勾配は緩やかになり、積雪が目に付くようになる。
 植林が切れて自然林になると積雪が徐々に深くなってきた。標高850位になると左手に袈裟丸・皇海山・白根山・男体山の白い頭が伺えるようになり、積雪歩きにマッチして気持ちよく歩けた。927ピークを右から巻くように登ってみると、特に展望はないが、北西に三境山らしい鋭鋒が見えるだけ。927ピークからは積雪は30cmくらいになり、踝まで潜ってしまいペースが落ちてきた。先刻から複数の足跡が認められ、道しるべになり有り難かった。927ピークから野峰山頂まで20分もあればと思っていたが、思ったよりは雪が深く35分もかかってやっと野峰に辿り着いた。
 山頂には30cm程度の積雪があり、北側の樹木が薄く男体山の頭と根本山から熊鷹山が樹間に見えるだけ。山部さんと栃木山紀行さんの山名板が目に付いた。熊鷹山方面には予想外に足跡は全く認められなかった。

4 野峰 − 南東尾根  ヤセ尾根に速度上がらず多高山に届かず  難所に石祠・・・目的は?
 来た道をほんの僅か戻った南峰(1000ピーク)から南東尾根に取付くのだが、この方面には足跡は全くない。往路で見た足跡はいづれも登山口から野峰を往復するものであることが判った。落葉樹林を方向を定めて南東に下ったが、やや南に寄りに過ぎて斜面をトラバースして軌道修正した。一旦尾根に乗ってしまうと方向を間違える野峰(左) 丸岩岳(中央) 624ピーク付近からようなトリッキーなポイントはなかった。100m程下ると積雪は殆どなくなってしまった。その反面、尾根は細くなりツツジ等の小枝がやや煩く感じるようになった。岩っぽいヤセ尾根は緩やかにアップダウンを繰り返し、思った程はスピードが上げられなかった。展望は特にないが、振り返ると丸岩岳から奈良部山が見える程度。
 標高点825ピークを通過するが、下る方向が東に急変していなければ気付かない程度のピークである。東から南東に下り始めると大岩に前を塞がれた。岩壁にクサリが設置してあったので登って見ると、狭い岩の上に石祠が祀ってあった。岩頭は狭く目の前に底の見えない鞍部を挟んで鋭鋒が迫っていて気持ちのよい場所でない。このような所に祠を祀る意味は何なのであろうか。岩頭から下りて、岩の左下へと巻きながら通過するのだが、足場が悪く今日一の難所であった。鞍部まで下ってしまうと今度は右に巻きながら鋭鋒を通過する。
 祠岩と鋭鋒を越してしまうと多少のヤブはあるが難儀するようなところはない。鞍部では昔の峠道跡(地形図の破線)がかすかに認められた。鞍部から植林を急登すると標高点718ピークに達した。展望がなくヤブが多いにもかかわらずテープ類が目に付いた。この先は薄い踏跡が続きテープ類を散見するので歩く人は多いのであろう。718ピークの南端からは南西尾根に下ってゆく。多少の軌道修正で尾根に乗って、四つ目の小ピーク手前で振り返ると、野峰、丸岩岳、奈良部山が見通せた。五つ目が三角点624.5ピークで、三角点尾根上の破損した石祠 (520ピーク付近)の傍の立木にRKさん独特の標高を記入した山名板を目にした。
 三角点ピークの手前からは東電の巡視路が送電鉄塔まで案内してくれる。鉄塔の直ぐ先が鞍部でここにも峠道跡がかすかに認められた(地形図には記載なし)。鞍部から登り返すと県境尾根を西から合わせた630ピ−クで、右下に送電線と皆沢集落、南南東には多高山とその左下に足利カントリーが目に入るようになった。多高山まではまだまだ遠い。県境尾根出合から緩やかにアップダウンを繰り返しながら細尾根を下ってゆくと、尾根上に破損した石祠が残っていた。この尾根筋は修行道だったのか、それとも根本神社への参詣道であったのか。いずれにしても昔の人はエネルギーがあったのにいつもながら感心する。
 鞍部からひと登りで520ピークにたどり着いた。ここから多高山までは2003年2月17日に歩いている。この先どうするか検討してみる。多高山まで2時間、老越路峠に下山すると16時半、野峰駐車場に戻ると18時。舗装道歩きの途中で暗くなってしまう。野峰の登りでの積雪と復路のヤセ尾根通過で1時間以上計画より遅れてしまったのが痛い!! この先が未踏なら多少の無理は承知でゴーサインをだしたかもしれないが、既に通ったルートにはファイトが沸かない。このピークから皆沢八幡宮に下ることにした。これで多高山から野峰・丸岩岳・熊鷹山・氷室山・地蔵岳を尾根がつながったので、今日の最小限の目的は達成できた。
 520ピークからは植林を緩やかに下り、途中の送電鉄塔からは東電の巡視路歩きで楽な下りとなった。巡視路の終点は見覚えのある皆沢八幡宮であった。ここからは舗装道を梅田湖と野外活動センター経由で野峰駐車に戻った。出掛けに落とした熊避け鈴が自動車の傍の立木の枝にぶら下がっていた。ご親切有り難うございました。  
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