ひとり山歩き16 : 上落合橋・八丁峠・両神山・落合橋のルートで両神山に登ってきました。山頂からは、南ア、浅間山、甲武信ケ岳、雲取山等がよく見えました。真白にお化粧した富士山が特に印象的でした。
両神山(1723m)登山
2001年10月31日(水) 快晴
1 行程  上落合橋・八丁峠・両神山・落合橋のルート
自宅(1:50) − R4・R354・R407・R140経由 −上落合橋(6:05/6:25) − 八丁峠(7:15/7:25) − 西岳(8:15/8:25) − 東岳(9:35/9:45) − 両神山(10:15/11:00) − 落合橋(12:40/13:00) − R140・R125・R4経由 − 自宅(17:40)
2 自宅 − 上落合橋駐車場  R140の大峰トンネル手前から中津峡への道は上落合登山口通行止め
先週の雲取山は平坦な道が多かったので、今回は険しい山として両神山を選んだ。
国道筋の通行は特記することはなかったが、最後の仕上げで考えてもいないことが起こった。中津峡にはR140でループ橋を渡り、大峰トンネルの手前から入るべく行ってみると、中津峡への道路は閉鎖されていた。数キロ逆戻りして県道210号で上落合に向かう羽目となってしまった。約30分のロスで上落合駐車場に着くと、RV車が一台駐車していた。
3 上落合駐車場 − 両神山  道は険しく鎖場の連続
登山カードを記入して、木製の階段からスタートする。最初は沢沿いに急登する。沢から離れても急登が続くが、右手に樹木の合間から西岳、東岳、剣ケ峰らしい赤岩岳(西岳から)山が見え隠れする。今日は鎖場が多いので、スティックを使用していないせいか心持足が重い。
八丁峠で展望台に寄って一休み。赤城山〜浅間山方面が眺められる。赤城山は認められるも、浅間山は不明。目を東に向けると、急峻な西岳が目の前にそそりたつ。
八丁峠から10分位の急登で最初の鎖場が現れる。岩と鎖で息つく間もなく、緊張感がただよう。幾つかのピークを越すと西岳に達する。途中の景色も良かったが、西岳からの展望が素晴らしい。しかし、先を考えると山座同定している余裕はない。
東岳に向かうには、いったん西岳を下り、そこから鎖場のオンパレードとなる。危険とか難しいという感じはないが、鎖の多さには驚かされる。今までに登った山では鎖場はあってもせいぜい二三箇所だったので、今日は鎖場の訓練になった。途中に小さな祠があったが、登り下りの連続でどこらにあったか思い出せない。やっと東岳にたどり着く。ビデオを撮ろうとしたら、操作ミスでバッテリーが上がってしまっていた。デジカメのバッテリーと交換したりしたが、テープの巻き戻しをしているとこちらも駄目になりそうなので交換は断念した。結局景色を楽しむどころでなかった。
東岳からは鎖も少なく、今までに比べ急に楽になったような気がした。両神山へ最後の登りにかかると後から追っかけてくる人がいる。ここで抜かれるのも癪と頑張ると、上のほうから話し声が聞こえすぐに山頂に到達した。
4 両神山頂西岳(両神山から) − 下山  真白な富士山に感嘆!
山頂に着くと三人が休息していた。挨拶もそこそこに景色を眺めているうちに、真白にお化粧した富士山が南の方向に山の間から姿を見せている。先週、雲取山に行ったときは雪が縦に筋状に見えただけであった。ほんの数日でこんなにも変わってしまうなんて、山の気象の変化にただ驚き感嘆するのみ。山座同定盤と首っ引きで名前を調べると浅間山、雲取山、甲武信ケ岳、東岳(下山道から)南アの山々等が認められた。近くの山では紅葉している西岳、東岳が美しい(通るときは紅葉が目に付かなかったのだが)。
登ってくる途中は人に会わず静寂であったが、山頂は賑やか。45分の間に数人が入れ替わり、情報交換の場と化す。百名山は平日でも人が多いのだなと感心する。休日にはあまり山に登らないので比較できないが、平日は圧倒的に中高年者が多い。
眺めはよし陽気もよし、もっと山頂にいたい気持ちがあるが帰りの渋滞のことを考えて下山にかかる。スタート前は来た道を戻ろうか、落合橋にストレートに下ろうか迷っていたが、鎖場に辟易しストレートに下ることにした。山頂からほんの二三分南下し清滝小屋への分岐で右へと思ったら、立ち入り禁止のロープが張ってある。梵天尾根へも、落合橋への道も遮断されている。何人も通ったという報告があるので、目をつぶってロープを潜り抜ける。下山道は通る人が少ないせいか道の上に木の葉が積もっているが道を失うということはない。岩肌が滑りやすいのと、崩壊している箇所は充分気をつける必要がある。下り始めてすぐにひとりの登山者に出会ったのみ。下る途中で樹木の合間から紅葉した西岳中津峡の紅葉と東岳がチラッと見えただけで展望は全くない。ドンドン下ってゆくと自動車の通行する音が聞こえ、目の下に自分の車がチラッと見えてすぐに駐車場に着く。今朝の登山口とは神流川を挟んでほんの数十メーター離れているだけ。
5 駐車場 − 自宅  中津峡の紅葉がきれい!
中津峡では紅葉がきれい。車を道端に停めて撮影している人が多い。紅葉を撮影しようと車を停めてみたが、駐車していない所はポイントが良くない。仕方なしに信号待ちの間に車の中からの撮影で我慢する。
R140は渋滞している程ではないが、流れがのろい。長瀞での渋滞を心配したが、まだ紅葉には早いようですんなり通過できた。熊谷でやや渋滞していたが他は特別の渋滞もなく思ったより早く家に帰れた。
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