ひとり山歩き15 : 鴨沢から雲取山へ登ってきました。道は凹凸が少なく歩きやすいのですが、標高差は約1500mあり結構きつい登りでした。山頂が近づくと雲の上に浮かぶ富士山を楽しむことができました。
雲取山(2017.1m)登山
2001年10月24日(水) 晴れ
1 行程
自宅(1:40) − 鴨沢(5:05/5:45) − 登山口(6:15/7:00) − 堂所(8:00?) − 七ツ石小屋(9:00) − ブナ板(9:35) − 奥多摩小屋(10:10) − 小雲取山(10:45) − 雲取山(11:05/11:40) − 奥多摩小屋(12:05) − ブナ板(12:20) − 七ツ石小屋(12:45) − 堂所(13:05?) − 登山口(14:00) − 鴨沢(14:20/14:30) − 自宅(6:40)
2 自宅 − 鴨沢  鴨沢の駐車場はガラガラ  
登山のために初めて首都圏を通過する。次男が八王子市にいた頃何度か通ったR4号ーR16号を利用してR441号へと考えていた。久しぶりのR4号でしかも早朝、R16号の曲がりを見逃してしまう。仕方なしに越谷市からR463号を取り入間市に向かう羽目になってしまった。R16号に比べ道が狭いので苦労したが、無事R441号(青梅街道)にたどり着く。後は鴨沢まで一本道、殆ど通行がないのでスイスイ。鴨沢の駐車場は、地元(近隣の住民?)の車が数台置いてあり他県ナンバーはなし。空いていそうなので登山道の入口駐車場へと考えたが安全を選び鴨沢に駐車して登山の準備にかかる。
3 鴨沢 − 登山道口  登山口の直前で道を間違え 小一時間のロス
明るくなるのを待ってスタートする。鴨沢山の家の上を通る道を探す時間を省き、アスファルトの林道から入る。周りの樹木はやっと色づき始めた静かな林道を登る。登り始めてすぐに大宮ナンバーの車が追い越していった。30分も歩くと鴨沢近道が交わり、すぐに林道が二股に分かれる。標識を見ると左を指しているように見えたので、そのまま左へ進む。左手の山の景色を見ながら進むと下のほうに集落が見える。疑問ももたずにそのまま進むと、行き止まりとなる。下に民家があるので下りて道を聞くと、さっきの所で右へ行ったらすぐに登山道入口があると教えられて逆戻りする。
例の所へ戻って標識を調べると、僅かに折れ曲がって見方に寄れば左の道を指している。例え間違ったとしてももっと早く気づかねばならない。あまりに気持ちよく歩けたのでドンドン行ってしまったのが敗因。今日の反省「方向転換に注意」
4 登山口 − 雲取山堂所付近で(部分的に紅葉)  富士山が雲の上に浮いて見える! 山頂はどこから来るのか入れ替わりが多い!
間違った所を右手に取れば一分も行かないうちに車が4台も見えるではないか。なんたるこっちゃ自分の愚かさが悔しい!先刻追い越していった大宮ナンバーの車もあるではないか。
登山準備している中年の夫婦に挨拶をして、登山道へ入ってゆく。登り始めて数分で杉の樹林帯に入ってゆく。適度な勾配で道は段差がないので歩きやすい。中年の夫婦がゆっくり登っているのを追い越すと、熊よけの鈴の音が段々大きくなってくる。抜かれるのも嫌なので急ぐと鈴の音が益々大きくなりドンドン近づいてくる気配。暫くすると前に一人歩きを発見。やっとこの人から鈴の音が出ていることが判明。急ぐほど音が大きくなるのは道理。今日はどうも失敗が多い。七ツ石小雲に浮かぶ富士山(ヘリポート付近で)屋直下までほぼ等間隔で登る。
登山口から40分位登ると今までの針葉樹の樹林帯から広葉樹の樹林帯に変わる。暫く歩くと右手の山の紅葉が木々の合間から見えてくる。この辺りが堂所らしいが表示がないのでよくわからなかった。尾根の直下を左右に巻きながら登ってゆくと尾根上に出る。マムシ岩の所で七ツ石小屋に寄らず、まきみちを選び進むと左に富士山が樹林の合間から時々見える。道に落ちた木の葉の上を歩くとシャリシャリと気持ちがよい。この辺りはまだ余裕シャクシャクと歩いていた。すると、この先の橋は危険につき通行不可の表示あり、七ツ石小屋経由となる。急な坂を登って尾根上に出るとすぐに七ツ小屋が見える。予定が変わるとドット疲れが出てくる。この辺りから例の鈴びとは先行してしまい以後追いつくことはなかった。
七ツ石小屋から約30分でブナ板に着くと、若者4人がなにやら相談中。二人づつに分かれ、七ツ石山目雲取山(小雲取山付近から)指すグループと七ツ石小屋へ下るグループに分かれていってしまった。どうやら鴨沢で待ち合わせらしい。
ブナ板からは富士山、飛竜山の眺めを楽しみながら何回か登り下りをしているとヘリポート、奥多摩小屋に約40分でたどり着く。今日は富士山をどこから見ても、雲の中からボッカリと顔だけ出している。他の山に比べてダントツに高いのだなアと実感する。
更に30分ほど尾根をまきながら登ると富田新道に会う。小雲取山を巻きながら登ると前方に雲取山の山頂がクッキリ見え、山頂で憩っている人の姿がドンドン大きくなる。最後にガレ場を登って山頂に到達する。
山頂には数人が昼食を取っていたが、どこから人がくるのかと思うぐらい入れ替わる。山頂に据えられた山座同定盤で山の名前を調べるが、近くの山、遠方の山がごちゃごちゃ書かれているので分かり難い。富士山だけは異彩を放っている。山の上の雲の中から顔を出している。しかも薄っすらと雪化粧をしている。こんな感じで富士山を拝するのは初めての経験、雲取山へきた甲斐があった。
5 雲取山 − 鴨沢堂所東側の紅葉  下るにつれて登山者が増える 二日がかりの人が多いよう
写真も撮り、昼食も取ったので、下山にかかる。鴨沢コースはアップダウンが少ないので下山は楽で早い。暫くは雲の上の富士山を眺めながら(見上げながらといった方がピッタリ)下るので足元がおろそかにならないよう気をつける。幸い登山道は凹凸が少ないので助かる。
下るにつれ登ってくる人にかなり出会う。登山口に近くなるまですれ違った。どうもこの山は二日がかりで登る人が多いようだ。しかも中高年の単独行が多い。女性を中心とした10人くらいの今日出あった唯一の団体が七ツ石小屋で休憩していた。
休まずトンドン下るが、堂所あたりで東側の山が色づいているので荷をおろして写真を撮る。登り返しがないので楽だが登山口までは思ったより時間がかかったような気がする。特に下に林道のアスファルト道路がちらちら見え出してからが長い。
登山口のすぐ下からは、鴨沢近道を選んだ。今朝登った林道よりは15分短いと書いてあった。駐車場のすぐ傍に無事たどり着いた。今日は天気は良好で、充分楽しめた。唯一残念なのは朝の道間違いである。自分の愚かさが情けない。
6 鴨沢 − 自宅  渋滞もなく順調に走行
鴨沢をスタートすると暴走族を気取った5台ほどのオートバイが空吹かししながらノロノロ走行している。20分ほどその後を付かず離れず走ることになってしまった。途中での渋滞がきがきじゃないのに!やっと脇道にそれてくれたヤレヤレと思う間もなく、今度は工事による片側通行が三回、全く嫌になる。
それを過ぎると特に渋滞はなく進む。R16号とR4号の渋滞を嫌って上尾から白岡、久喜、古河へと片側2車線の県道を走る。特に渋滞もなく順調に進み、古河市でR4号を取る。R4号も特記するような渋滞はなく、思ったより早く家に帰れた。
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