ひとり山歩き108 : 桜坂登山口から井戸尾根コースで巻機山をピストンしてきました。久しぶりに天気が回復し、一気に暑さがぶり返しハードな山行となりました。周辺の山々にガスがかかり十分な展望が得られなかったのが残念でした。
巻機山(1967m)登山
2003年8月22日(金) 晴れ
1 行程
自宅(1:00) = 桜坂駐車場(5:05/6:15) − 焼松(五合目)(7:20/7:30) - 展望台(六合目)(8:15/8:25) − 前巻機(九合目)(10:20/10:25) − 巻機山(御機屋〜最高点)(11:00/11:35) − 前巻機(11:55/12:00) − 展望台(12:55/13:00) − 焼松(13:25) − 桜坂駐車場(14:10/14:25) = 自宅(18:30)
2 自宅 − 桜坂駐車場
 先週の天気予報では、18日頃から夏型の天気になると言っていた。ところが一日づつ先延ばしでイライラした。やっと22日には夏型になるとのことで、巻機山を計画した。
 桜坂駐車場までは、自宅から約200kmの距離。早朝なら途中高速道を使っても一時間の短縮にしかならないので、往路は一般道を走ることにした。小山市からR50で前橋、R17で塩沢町に行き、そこからは県道とR291をつないで清水に行く。清水からは巻機山キャンプ場を経由して、桜坂駐車場へ着いた。清水で左折するときに、私有地に付き立ち入り禁止の立看板が目に付き躊躇したが、カーナビの左折点と一致したので無視して進んだ。巻機山キャンプ場を見て更に進むと、アスファルト舗装の桜坂駐車場(標高740m)が目に付いたので、ここに車を停めた。このすぐ先にも広い駐車場がある。
3 桜坂駐車場 − 巻機山  暑さには参った!!  後半は展望があるので気分転換にはなる天狗岩とヌクビ沢 (八合目展望台から)
 いつもなら駐車場に着くとすぐに出発するのだが、昨夜の寝不足もあってか車内でウトウトしてから準備にかかる。駐車場のすぐ先の沢を渡ると、大きな駐車場があり20台程停まっていた。駐車場外れの登山口でカードを投入して、20mも進むと左に沢コースを分けて右の井戸尾根コースに入ってゆく。
 登山道に入ると雑木林の岩と泥濘の多い道となる。三合目(標高約800m)の先からはジグザグの急登となる。雑木林の中を進むのだが、泥濘にには閉口する。この泥濘はずっと悩まされる。四合目(標高約800m)を過ぎると勾配はぐっと急になる。このあたりの急勾配を井戸の壁というようだ。木の根、岩と泥濘の道をジグザグに登るが寝不足とむし暑さに悩まされる。標高約1100mで展望が開けた所に出る。ここが焼松(五合目)で、右前方に米子沢のナメ滝が望める。
 五合目からは道が荒れていて滑りやすい。標高約1300mになると勾配はや御機屋(左)と最高点(右)や緩やかになり、潅木帯となる。左手が開け展望台(六合目)(標高約1350m)に達する。このあたりは左手が開け、天狗岩とヌクビ沢の絶景が展望できる。
 展望台(六合目)からは北東から東北東に向きを変える。潅木帯を登ってゆくが、最初は展望は開けないが、七合目(標高約1500m)手前になると左が開け前巻機とその奥の巻機山稜線が見え出す。七合目からは笹が目に付きだす。刈り込んであるので歩く障害にはならない。後ろを振り返って見ると、今登ってきた尾根筋と清水集落あたりが展望できた。標高1700mになると、岩道が多くなる。となりの天狗尾根も眺められるので気分転換になる。八合目(標高約1700m)は展望も良いし何より疲れたので、休憩を取りながらエネルギー補給をする。
 八合目から草原のガレ道をジグザグに丸太階段登りとなる。前方には巻機山の稜線が見え見晴らしが良いのだが、急勾配で景色を楽しむ余裕はない。 ガレ場を登りきるとピークに達する。ここが前巻機(標高1861m)である。巻機山のなだらかな稜線が眼の前にパノラマを展開している。
巻機山頂部 (右手の三角錐は割引岳)お花畑のなだらかな斜面を一旦避難小屋目指して下る。白い花が多少咲いていたが、全体としては花のシーズンは過ぎてしまった。鞍部の避難小屋からは丸太階段と木道を約150m登らねばならない。もともと暑さには強い方ではないので、日差しがこたえる。少し登ると池塘が現れる。ここから最後の登りとなり、十数分の苦闘で山頂(標高1962m)にたどり着く。ここは御機屋で巻機山の標識があるが最高点ではない。最高点は西1km先にある。御機屋からの展望は良いが、残念ながらガスで遠方の山々はかすんでいる。谷川岳と武尊山がなんとか見えたが、越後三山はガスの中で残念無念。山頂部はなだらかな草原で、三角錐の割引岳と丸みを帯びた牛ケ岳が間近に見える。
 ここまで来て最高点を踏まないで帰るわけには行かない。なだらかな草原を西に向かう。巻機山の山名プレートが置いてある最高点(標高1967m)からの展望も御機屋とほぼ同じである。牛ケ岳は近いが変化に乏しいのと、何より疲れて意欲が湧かずにあきらめる。
 下山は往路をそのまま辿る。登り返しは前巻機のみで、あとは下るのみ。道が荒れているので転倒に気をつけて黙々と下る。体重(7◎kg)と重いので、いつも登りは遅いが下りは比較的早い。桜坂駐車場に戻ったときには車は半分くらいになっていた。500円の駐車料金を払って帰り支度にかかる。
4 桜坂駐車場 − 自宅
 往路は高速道を使用しなかったが、復路はR17とR50の混雑を予想して、湯沢石打ICから高速に乗り、赤城ICで下りてショートカットするようカーナビを設定した。距離的には1割(20km)短くなるが、裏街道は片側一車線で反って遅くなることが分かったので、足利からR50に戻る。
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