ひとり山歩き９　：　武尊牧場・中ノ岳・武尊山のルートで登山してきました。前々日に台風１５号が通過した影響でガスが多く景色は楽しめませんでした。それでも山頂から中ノ岳、家の串、前武尊山を望むことは出来ました。

２００１年９月１３日（木）　くもり

1　行程
自宅(3:10)　−　東俣駐車場（6:30/6:40)　−　三合平分岐(6:55)　−　高山平分岐（8:00)　−　中ノ岳鎖場(9:10)　−　中ノ岳分岐(9:40)　−　武尊山山頂(10:15/10:50)　−　中ノ岳分岐(11:15)　−　中ノ岳鎖場(11:25)　−　高山平分岐(12:15/12:20)　−　三合平分岐（13:00)　−東俣駐車場(13:15/13:35)　−　自宅(17:00)

２　自宅　−　東俣駐車場　　金精道路で濃霧に
台風１５号前後４日間で中禅寺湖に８９５ｍｍの雨が降ったという。今回は日光連山を避けて、他所へ遠征を計画。比較的行き易い武尊山を選んだ。
普段より一時間ほど早く家を出る。いつも通行する朝５時過ぎには中禅寺湖から戦場ヶ原あたりは結構車が走っているが、今回は殆どなし。極めて順調に金精道路まで来た。ところが金精峠にかかるや霧がすごい！前方が全く見えずノロノロ運転を余儀なくされる。丸沼あたりまで濃霧が続いた。幸い車の通行が少ないので助かった。東俣駐車場への分岐を探すので２０分位のロス。駐車場に着いたらRV車が一台、登山準備をしていた。

３　駐車場　−　武尊山山頂　　ぬかるみとガスに悩まされる！
台風の影響で道はどうかなと思いながら、スタートする。最初は階段道から始まり地面は湿っているが歩きやすい。途中に「熊出没注意！」の看板あり、クマッタことにならないことを祈る。三合平近辺ではアスファルト道路の上を川のように水が流れる。三合平分岐より山道へ入ると時々はぬかるんでいるが特に問題なし。最初は白樺かダケカンバが多いが段々とオオシラビソが増えてくる。
高山平分岐（前避難小屋は少し手前）を越えると、笹が増え、登りもきつくなる。セビオス岳に着いたら休憩をと思いながら登る。案内書によるとセビオス岳は景色良好とある。今日はガスが多いので展望はだめと諦めている。台風通過後なので、これは家を出る前から諦めている。山頂に着くころにはガスが切れて欲しいなど都合のよいことを考えながら登る。
何時になってもセビオス岳に着かないので、磁石を出して調べてみると、道の方向から見てもう通り越して中ノ岳に向かっていることが判明した。ガスで視界が開けないので、通り越してしまったようである。すぐに鎖場が見えた。鎖場は二箇所あったが、いづれもかなり濡れていたが容易に登れた。中ノ岳をトラバースしているが依然としてガスで周りが見えない。道筋がはっきりしていて、一本道なので迷うことはない。すぐに前武尊山と武尊山の分岐にでる。武尊山までは一部笹の根が道に這っているところあり、時々足をとられて歩きにくい。「鳳の池」という標識の後に池が二つか三つあり、傍を通過する。池を通過すころ前方にボンヤリと山頂が見える隠れする。最後の急登十数分でやっと山頂に到着。
相変わらずのガスで折角の山頂も全く見晴らしがない。風が若干あり汗が乾き肌寒くなる。山頂に設置された方位盤の陰に隠れて食事と休憩をとる。ガスがなければ方位盤もあり邪魔物がないので３６０度展望できるのに残念！諦めて下山をしようと荷造りをしていると、中ノ岳、家の串、前武尊山方面が急に見え出した。慌ててビデオ、カメラを取り出し撮影する。完全に姿を現さないうちに隠れてしまう。他の方向は全然姿が現れない。空には雲の切れ目も増えてきた。しかし、すぐに好転するとは思えないので後ろ髪引かれる思いで下山にかかる。

４　下山　−　自宅
ガスはやや少なくなってきたが、周りの展望が開けるほどではない。[鳳の池」近辺で相次いで二人の登山者に出会う。一人は駐車場で登山準備していた人のようである。鎖場まで下って来たところで女性一名と男性二名のパーティに出会う。その後は誰にも出会わなかった。ぬかるみを避けるのにジグザグ歩行するところ多いが順調に下る。駐車場が近づくにつれ薄日が差し出した。
下半身が泥だらけなので、休憩所に入り着替えて帰宅の途につく。いつか皇海山に登ることもあるので、皇海山橋への分岐を調べに利根村まで寄り道する。
戦場ヶ原まで帰ってくるとなんと男体山が頂上までクッキリ見えるではないか。先週登った社山の方へ目を移すとガスで全く見えない。この頃には空にはかなり晴れ間が広がっていた。今日は出かける前から展望は悪いと覚悟していたので、そんなには不満が残らない。次はどこの山に行くかなどと考えながら運転しているうちに自宅に無事着いた。